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建築図面の種類と記号について
皆さま、こんにちは。積算部です。
今回は、建築図面の種類や図面でよく使われる記号についてご紹介しようと思います。
建築図面とは、簡単に言うと「どのような建物を作るか」を示す設計図のことです。
建築主(施主)、設計者、施工者の間で、建物の形状や構造などの認識を共有し、意思疎通を図るための重要な手段となるものです。
建築図面は、大きく分けて「意匠図」「構造図」「設備図」の3つに分かれ、それぞれに役割があります。
■意匠図
建物全体の形態や間取り、仕様などの意匠(デザイン)を伝える図面
■構造図
柱や梁、壁、床など建物を支える構造部材の配置や寸法などを記した図面
■設備図
給排水、ガス、電気、空調などの設備の種類や仕様について記された図面
「こんなデザインの家を建てたい!」と言っても、地震に耐えられるか、隣の家が日影にならないか等、様々な要素を考慮する必要があるため、ひとつの図面というわけにはいかないということですね。
また、図面を見ていると記号がたくさん使われていることに気が付きます。
まるで暗号ですが、この記号の意味を覚えないと、図面を読み取ることはできません。
そこで構造図によく使われる記号について紹介します。
・C:柱 Column(コラム/カラム)
・G:大梁 Girder(ガーター)
・B:小梁 Beam(ビーム)
・S:床 Slab(スラブ)
・W:壁 Wall(ウォール)
・F:基礎 Footing(フーチング)
・P:杭 Pile(パイル)
・FG・FB:基礎梁 Footing girder・Footing beam
・CG・CB:片持ち梁 Cantilever girder(キャンティレバーガーター)・Cantilever beam(キャンティレバービーム)
・CS:片持ちスラブ Cantilever slab
これらを覚えておけば、図面を見るのに困ることはないと思います。
しかし、紙の図面を見て、立体を想像するのは難しいものです。
私たちも図面ばかりではなく、実際に現場に行って見て、さらに理解を深めていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!